韓国の釜山の人気海水浴場である海雲台（ヘウンデ）に、未曽有の巨大津波が襲来するパニックスリラー。
漁師のマンシク（ソル・ギョング）は、過去の津波で同僚を失ったトラウマを抱えながらも、地質学者のキム・フィ（パク・チュンフン）が予言する新たな津波の危機を信じることができない。一方で、彼の元妻で、いまは観光客を相手に食堂を営むヨニ（ハ・ジウォン）は、思春期の娘と日々の生活を送っている。やがて、キム・フィの警告通り、想像を絶する巨大な津波が釜山を襲う。人々は一瞬にして日常を奪われ、生き残るために必死の戦いを強いられる。マンシクとヨニもまた、家族や友人と離れ離れになりながら、決死のサバイバルに挑むことになる。映画は、津波の猛威とその中で描かれる人間の絆、そして彼らが直面する極限状態での選択を描くことで、災害の恐ろしさと人間の強さを訴えかける。