韓国の骨董街・仁寺洞を舞台に繰り広げられる美術界の闇を描いたサスペンス。 オム・ジョンファは、仁寺洞のギャラリー「秘門」のオーナー、ペ・テジンを演じている。彼女は美術界の権力者で、裏では美術品の密売や贋作作りにも手を染める冷徹な人物を演じた。
ペ・テジンが朝鮮時代の伝説の画家アンギョンの幻の傑作「碧眼図」を手に入れたことから始まる。彼女は“神の手”を持つ天才復元師イ・ガンジュン（キム・レウォン）にその復元を依頼する。かつて美術界から追放された経験を持つガンジュンは、多額の借金を抱えながらもこの依頼を引き受ける。しかし、この依頼の裏には、美術品の密輸や贋作疑惑が絡む巨大な陰謀が隠されており、ペ・テジンはその中心にいる。彼女は「碧眼図」の復元を通して莫大な利益を得ようと画策し、そのためにガンジュン、そしてその他の登場人物たちを巻き込み、複雑な駆け引きを繰り広げるのだ。
オム・ジョンファは、この野心的な悪女役を見事に演じきっている。